FaceTime と iMeesage そして、テザリング

iPhone や iPod Touch、iPad に Mac まで、FaceTime という機能が標準であります。
これって、実に便利。
特に iOS８からは、iPhone と同じ Wi-Fi につながっている機器からは、そのまま iPhone を通して、電話やＭＭＳも利用できてしまいます。

連絡先のところでもちょっと書きましたが、携帯メールの送受信をＭａｃで出来てしまいます。
iMessage は理解できない方も多いようですが、ちょっとだけ便利。

まずは FaceTime の話からかな？

もともとはＭａｃのビデオチャットの機能が、元です。
最初は Wi-Fi でしか利用できませんでしたが、今は３G／４Gの携帯のデータ回線でも利用できる上、ビデオ無しの音声だけの利用も出来ます。

完全に携帯電話会社を脅かす存在ですよね。
LINEなどの無料通話と同じです。
LINEなどに対するアドバンテージは、電話番号とか、携帯メールでも着信できる事でしょうか。
まあ個人的に、電話番号で勝手に連絡されるのを、嫌がる方もいるかもしれませんけど。

しかし、電話番号やメールを知っている方ならば、普通に電話やメールをしてきますよね？
また、実質的な通話料が無料の方が良いですよね？
私の実家も、昔は Viber という無料アプリを利用していましたが、今は FaceTime を使っています。（私の解約済みの iPhone 3G で使い始めて、今は iPhone 4 を使用）
海外とも実質無料で通話できますから、海外在住の兄も気楽に電話してきます。（現地の iPhone 4 を使用）
海外旅行時でもホテルの Wi-Fi を利用すれば無料ですね。

で、FaceTime の設定で、「iPhone での通話」というのがあります。
ここをオンにしておくと、同じ Apple ID を設定した、iPad とか Ｍａｃから、iPhone の電話機能を利用することができてしまいます。

着信用の連絡先の電話番号にチェックが入っておらず、グレーアウトしていて選択出来ていません。
これは直前まで利用していた、解約済みの iPhone 5 のスクリーンショットです。
もう一台、解約済みの iPhone 4S がありますが、こちらは電話番号も選択出来ています。
その差が何なのか、未だに不明。
Ｍａｃも電話番号が選択出来ています。

追記です。
電話番号は、同じ電話番号のSIMが入っていると、あらためて追加できないようです。
別の（解約済みの）SIMを入れたらあっさりと選択できるようになりました。

なので、Ｍａｃから iPhone を通して電話が受けられます。
iPad があれば、iPad からも電話を取ったりできる様です。
解約済みの iPhone の場合も、着信は受けることができます。

ひとまずは、ここから一度 iMessage の話に移ります。

iMessage は携帯メールの機能を拡張した Apple 独自の機能です。

iCloud と同様「設定」「メッセージ」で設定できます。

これも「アクティベート中」となっていますが、なぜかステータスがそのまま変化しません。理由は不明ですが、これでちゃんと動作しています。

ってこれも、解約済みの iPhone 5  のスクリーンショット。

そして iPhone 4S では送受信のメールが７件となっていて、電話番号が選択出来ています。

「メッセージ転送」は、現在利用している iPhone をどの機器から利用できるようにするかの選択です。

私の場合、Mac と iPhone 4S がオンになっています。

オンにすると、その機器にパスコードが表示され、そのパスコードを入力することで、その機器からの利用を許可することができます。

で、なぜかここで 解約済みの iPhone 5 をオンにしても、パスコードが iPhone 5 上に表示されないんです。多分そのために iPhone 5 では電話番号を有効にできないのでしょう。

上で追記したように、違うSIMを入れたら、あっさりとパスコードが表示されて認証できました。

でも普通は別の電話番号の解約済みSIMなんて持ってないですよね。

ここで、受信用として設定した電話番号と、メールアドレスのどれかが、相手の方が送信しようとした、電話番号かメールアドレスであれば、システムが判断して自動的に iMessage として送信されます。

通常「メッセージ」の自分の吹き出しの背景は緑色ですが、iMessage で送信できる場合は水色になります。

そして、SMSは勿論、MMSは通常携帯電話の回線（日本だと３Gか４G）でしか送信できませんが、iMessage ですと、Wi-Fi 経由でも送れます。

国内でMMSは、パケット定額内であれば実質無料ですから、ありがたみは感じないでしょう。SMSもキャリアの無料通話内であれば、ありがたみは無いですね。

でも、海外にいるときはありがたいはずです。

国際通信扱い（当然高額）になるところを、Wi-Fi 経由であれば、ホテルなどの無料 Wi-Fi を利用して無料で送れます。

で、FaceTime で、「iPhone での通話」がオンの場合、Mac からも、SMSやＭＭＳが利用できます。

これも話だけ聞くとあまりありがたみが分からないと思います。

でも、連絡先のところでちょっと書いたように、メアドの変更通知のような、多くの人にMMSやSMSを送信するときは本当に便利です。

本来は携帯電話として、iPhone の小さな画面でタッチ操作をしなくてはいけないのに、Macの広い画面と、キーボードでの入力は楽です。

さらには、iPhone に掛かってきた電話を取ることも可能。

自宅で Mac を操作中に電話があれば、そのまま Mac のスピーカーとマイクで通話できてしまいます。

女性の場合、iPhone はハンドバックの中に入れっぱなしだった、ということもあるでしょうから、ハンドバックを取りに行くことも不要になります。

その上、Mac や、iPad の方から iPhone のテザリング機能をオンにできます。

出先で、iPhone はしまったまま、iPad を取り出し、iPhone のテザリングを利用して通信できます。

今までだと、Wi-Fi モデルの場合、出先では iPhone やモバイルルータなどを取り出して、テザリングやモバイルルータの Wi-Fi につないでやるという手間が掛かりましたが、今度からは、そのような手間も省けます。