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11月, 2017の投稿を表示しています

クイックスタート

この程妻が iPhone 6 から iPhone X に機種変しました。 いつもは店舗で手続きするのですが、今回はネットで注文。 年内に入手できるかな?って感じで娘と2台予約したのですが、妻の64GBモデルは一週間も経たずに準備完了のメールが来て早々に配達されました。 娘の256GBモデルは「お待たせしてすみません」とのメールが入ったきりですので、こっちは本当に年内目安かなって思っています。 で、データ移行を行なったのですが、これが地味であまり話題に上っていませんが、個人的には iOS 11 にする最大のメリットとも言えるほどの変化をしていました。 それが表題のクイックスタート。 iCloud の自動バックアップと双璧となる機能で、簡単にデータ移行出来てしまいました。 なぁ〜んにも準備していなかったので、スクリーン・ショットも何もなし、と言うより呆れてそんなこと考える余裕もなくデータ移行完了。 データの移行元と、移行先の双方で iOS 11 以上が必要ですが、妻の iPhone 6 もとっくに iOS11 にアップデート済み。 念のためパソコンでのバックアップも取り、X の電源を入れてご挨拶の画面で日本語を選ぶと「クイックスタート」という初めて見る画面が表示されました。 よく分からないまま妻のアップルIDを入力すると、「他の iPhone を待機中」と言うメッセージとともにちょっと不思議な画像が表示され、その画像を他の iPhone で撮れとのこと。 すぐ隣に置いてある移行元の iPhone 6 のカメラでもその画像を獲れとのメッセージが表示されたので、言われるままにマークを撮ると、iPhone 6 の iCloud でのバックアップが表示されます。 他のバックアップを選択にすると iTunes のバックアップも選択できる様ですが、既にアップルは iCloud のバックアップを重視している様ですので、そのまま iCloud でのバックアップを選択。 後は勝手に復元してくれます。 いやー、本当に簡単。 iCloud での自動バックアップとか、最新版の iTunes ではアプリの管理機能が無くなるなど、iCloud の利用を加速化しているアップルですが、ここまでくると iTunes はバックアップ用と言うよりもCDからの音楽の

スマホの充電

今までも時々 充電に関する話 を書いておりますが、仕事の関係でちょっと調べ物をしていて、そのまま横道に逸れて(内緒ね)人工衛星のバッテリー設計の話をちょこっと摘んできました。 その中で、「放電深度」の話があって、ちょっと面白いので簡単に紹介しようと思います。 新品のリチウムイオンバッテリーがあるとしてその容量を分かりやすく1000mA/h とします。 100%充電されていたとして、そのバッテリーから1000mAの電気を取り出した時が100%、 500mAだけ取り出した時は 50% 、そして300mAしか取り出さなければ 30% を「放電深度」と言います。 よく言われるのは「 80% から 20% まで使って、また 80% まで充電するのが最も良い」と言うものですが、これは 前のブログ で間違っているよと言いました。 80% から 20% ならば 0.6 回利用した計算だよと。 で、最終的に何回充電出来るかは決まっていると書いたのですが、これが間違っていました。 これが放電深度100%では最も回数が少なく、放電深度を50%に(つまり 100% から 50% の間で充放電を繰り返す)と回数的には3倍以上の回数、つまり寿命が3倍以上になるとの 報告 などがあります。 さらに 30% に抑えるとさらに伸びます。 色々調べるとそれが当たり前の様です。 静止衛星の場合でも1日に一回充放電を繰り返すわけですが、周回の人口衛星だと1日に数回地球を回るので、充電期間(昼間上空を通過する時)と放電期間(夜間上空を通過する時)が1日に数回あるわけです。 そんな中で設計時の放電深度は25%程度で設計されている様です。 つまり、放電期間を終了して充電開始時に 75% 以上あって、充電期間を終了する時には100% まで充電されている。 もちろんその間地球観測の観測機械がフル稼働(特に光学観測の場合は昼間が観測時間帯です)してますから、もろに充電しながら使っている状態です。 スマホで「バッテリーが 75%に減ったら、即充電器に繋いで充電しながら使う」って言ったら「バカか! バッテリーがダメになるぞ」って脅されますよね。 でも人工衛星ではそれが常識みたい。 むしろバッテリーを少しでも長持ちさせるためにはその様にすべきの様です。 確か