今まで Raspberry pi 関連の備忘録を書いてきましたが、Raspberry pi のソフトウェアもかなり進歩しました。
インストールの仕方から設定方法もだいぶ変わりました。前回の「Raspberry pi 3とADS1115 A/Dコンバーターのトラブル」でも設定方が大きく変わり、おかげで無駄な苦労をしてしまいましたので、2021年9月時点でのOSのインストールからメールの送信設定、サーボの使い方などをまとめて記録しておこうと思います。
● まずはOSのインストールをするためのSDカードの準備とSDカードへのインストール。
SDカードの初期化はWindowsでもMacでも基本機能でできますが、SDカードの初期化専用に「balenaEtcher」というアプリを使うのも楽でよいです。ダウンロード/インストールしておけば起動するだけで勝手にSDカードを探し出してくれますので作業ミスが少なくなります。
そしてOSのインストールですが、「Raspberry pi imager」を使うのが一番楽。特殊な使い方をするのでなければこれ一つで色々なOSの最新版を自動的にダウンロードしてインストールしてくれます。
このどちらのアプリも「起動すりゃ分かる」という程簡単に扱えるので詳細な手順などは省略。ここで使い方に迷う様ではここから先は諦めた方が・・・(笑)
● OSをインストールしたSDカードをRaspberry pi にセットします。キーボード、マウス、ディスプレイを繋いで電源を入れるところも巷に情報が溢れているので省略。あくまでも自分の備忘録としての記録がメインなので・・・初心者の方ごめんなさい。
で、電源を入れると設定プログラムが自動的に起動してくれます。画面が表示されるまでに少々時間がかかりますが、デスクトップが起動して設定プログラムの画面が表示され、言語の設定、パスワードの設定、Wi-Fi の接続、各種アップデートなどを行います。画面の指示に従って入力してゆくだけです。とりあえずの設定が終わると再起動する旨のメッセージが表示されるので、慣れていなければそのまま再起動しましょう。再起動すると自動的に「pi」という名前のユーザーで自動ログインしたデスクトップが表示されます。PCとしての名称は「raspberry」です。PCの名称の変更とか、インタフェースの変更は左上のラズベリーマークからプルダウンメニューで「設定」「Raspberry piの設定」を選択すれば設定画面が表示されます。
「システム」設定タブでPCの名称を変更できます。また起動直後にデスクトップを表示するかとか、現在のユーザー(pi)で自動ログインするとかの設定も変更できます。
「インターフェイス」のタブで使用するインタフェースを指定できます。私はSSH、VNC、I2C、を有効にしていますが、各自の使い方でここは変わりますね。分からない方はとりあえずはそのままでしょいでしょう。
セキュリティを強化するのであれば標準の pi のユーザーは別のユーザー名に変更すべきでしょうが、個人的には十二分に考えた、ある程度以上複雑なパスワードの設定だけでも十分な様な気がします。ただし、個人宅(基本的にサーバーなどを外部公開していない)であればルーターで外部から直接PCにアクセスできない様になっています。ただしウィルスとかマルウェアには十分な対策と注意が必要です。
とりあえずの起動まではここまでです。私は自宅の家電などのコントローラーとして色々な設定をするのですが、その話は次回(時期未定:暇を見つけて)に書く予定です。
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