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米国での無料電話に関して

 以前に Google Voice に関して記事を書きました。しかしかなり時間が経ってしまったので色々変化があった上に、使ってみたいという声を受けて最新情報として書き直すことにしました。

最近 Google Voice をネットで検索すると、もっぱらSNS関連の登録用の捨て電話番号扱いの記事ばかりですね。本来の目的を逸脱している利用方法なので、ロックをかけられたりして使えないとかいう話題ばかりでなく、なんとその電話番号を売っている業者までいるのには驚きました。ぜひまともな方法で電話番号を取得して、まともな使い方をして欲しいものです。

で、最初に元々のGoogle Voice が出来た当時の使い方は個人用のPBX(電話交換機)として利用が開始されました。つまり会社の代表電話のようにGoogle Voice の電話番号を代表電話として、その電話番号に掛かってきた電話を複数の電話(自宅の固定談話とか、携帯電話とか、事務所の電話とか)に自動で転送してくれるものです。ですから利用に関して基本的に米国の電話番号が必要ということです。ここがちゃんと理解されていないようですね。

さて1番の利用方法は米国(もしくは他の海外)へ渡航中に日本にいる家族などとの連絡には最適ですし、ちょくちょく米国へ行く方で、その時々にプリペイドのSIMを利用するので電話番号が変わってしまう方の利用にも最適です。Google Voice であれば常に同じ電話番号での電話の発着信が出来ますし、それをその時々のSIMで利用可能になるからです。

で、最初の手順はまず米国の電話番号の取得になります。もちろん米国のプリペイドSIMを入手するのも良いのですが、日本の家族と連絡を取ることも考えて、別の無料の電話番号を取得しましょう。これを実行する前に必要な事は、米国のどの地域の電話番号を取得するか決めることです。米国の場合日本と異なり携帯電話でも市外番号があるということです。もちろん携帯電話なので取得後にどこに引っ越したとしても番号が変わることがありません。で、どこの電話番号でも良いのですが、米国人と通話するのであれば相手とおなじ市外番号にするとか、自分の憧れの土地の番号にするとかしましよう。と言うことでまずは市外番号の一覧を入手しましょう。

https://xn--7rso7esvb401c.cybo.com/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD/

ここで一覧が手に入ります。

さてそうしましたらスマホで「Talkatone」(トーク・アット・ワンと発音するらしい)というアプリを入手しましょう。Andoroid でも  iPhone でも専用アプリがあります。一応私は iPhone を使用しているので、例としては iPhone で行いますが、Android であってもほとんど変わらないはずです。

起動すると以下の画面様な画面(動画)表示されるはずです。

ここで「Sign Up」というボタンが表示されているのでここをタップしましょう。

年齢確認の表示がされるので「Continue」をタップします。

さらに何で認証するのか聞いてきます。

で、私の場合ここで躓いてしまいました。なぜか Google で認証しようとするのですがエラーとなってしまい、最新バージョンで試せとか行ってきますが、もちろん最新バージョンをインストールしています。試しに直接メールアドレスを入れてもダメ。

何度か試している内にひょっとして今は米国からのアクセスでないと跳ねられるのかなと思いプロキシーサーバーを試すことにしました。

その結果無事に電話番号を取得出来たのですが、パニクっていたのでうっかりスクショを撮り忘れておりました。申し訳ございません。

ちなみに今回利用したのは以前と同じ「Hotspot Shield」というプロキシです。ただ以前と違って1週間のお試し期間を過ぎるとそのまま有料のサービスとなって課金されてしまいますので注意が必要です。全ての作業が終わればプロキシは不要となるので忘れない内に解約しましょう。

さてアプリ内では適当な電話番号が表示され、特にこだわりがなければその番号を選択すればOKです。特定の市街地番号を選択したければ、市街地番号(3桁)を入力すればその市街地番号での選択肢が表示されます。その中で気に入った番号がないときは市街地番号を入れ直せばまた候補を表示し直してくれます。

好きな番号が見つかったらそこにチェックを入れて次の画面に進み、あとは適当に進めば番号が取得できます。30日間未使用だと番号を失うよと言った注意書きが出て、その後に番号が固定されます。

私は今回サンフランシスコ近郊のオークランドという街の番号を取得しました。


次に Google の登録を行いましょう。既にお持ちの方はそれをそのままお使いになって構いませんが、長期にわたって利用するのでそのつもりのIDにしておいて下さい。

今回は取得済みという想定で先に進みます。ここでも「Hotspot Shield」が必要になります。

ってここまで来てハマってしまいました。どうやってもGoogle Voice の登録が拒否されるのです。どうも徹底的にプロキシ対策を行なった様です。数種類のプロキシサーバー(ものによってはVPNと表記される)を使用して、明らかに米国内のIPアドレスになっている事を確認してチャレンジしたのですがダメでした。

こうなると実際に米国内に行ってから登録するしか無いですね。でも一度登録できれば日本に帰ってきてからも問題なく使えますので、米国へ行くチャンスがある方はぜひチャレンジして見てください。

米国内でGoogleにログインしてメニューを英語(米語)にすれば Google Voice のメニューから登録できるはずです。私でも理解できるレベルの英語なので画面をよく見て操作すればできるはず。ガンバって下さい。


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