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新たなる趣味

 タイトルはスターウォーズ エピソード4から取ってみました。

まぁ、私の趣味はスキーが本命ですが、色々あって中々スキーに行く事もままならず、IT関連のDIYも今は特に作る物も見当たらず。

と言う事で長年やってみたかった事の一つ、空系のラジコンを始めてみる事にしました。


取り敢えず今日は機体の選択理由とか、自分で考えた練習方法とか、実際の成果などは別の話として纏めるとして、今回は取り敢えず空系への興味について書こうと思います。


遥か昔まだ人類が月に降り立っていないころ、私が中学生の頃に飛行機関係に少し興味を持ちました。キッカケは「子供の科学」と言う今も有る雑誌。(良い本ですね。)

当時米国で紙飛行機の第一回世界大会が開かれ、そこに日本人の二宮康明氏が機体だけ送って参加したところ、二部門(滑空と滞空)とも優勝の完全優勝したと言う記事と共に、折り込み付録でその機体の設計図(切抜き)が付いていました。

それを手始めに本格的な大きなグライダーなども作りましたが、ラジコンは敷居が高くて手が出ませんでした。


そんな時に父が仕事関連の会社の社長(ラジコンが趣味)にそんな話をしたら「古いボタン打ちならもう使わないからあげるよ」とシングルの送受信器セットをくれました。

今じゃ考えられないかもしれませんが、コントロールはボタンが一つだけ。これを押しっぱなしにするとラダーが右に切れます。

切角は一定。離すと一旦左に切れてから中立に戻ります。

チョンと一回押してから一度離してその後に押しっぱなしにすると、一旦右に切れてから左に切れます。離せば中立に戻ります。

で、3回チョン、チョン、チョンと押せば、ラダーが右左と切れるのと同時にエンジンが低速、高速、中速と順番に切り替わります。電動? そんな高性能なモーターやバッテリーなんて有りません。リチウムイオンは元より、ニッケル水素どころかニッケルカドミウムなんかも無かったと記憶しています。


とりあえずはシングルから今同様のデジタルプロポがほぼ一般化した時期でしたね。

ここで単に今風に単にプロポとは書かなかったのは「アナログプロポ」もあったからです。とはいえ、シングル同様こちらも既にほぼ姿を消していた時期でした。

で、取り敢えずラジコングライダーを作って飛ばしました。なんやかんやで製作には数ヶ月掛かった様な記憶が。

で当時東京の多摩川にはグライダーの滑空所跡が残っていて(今の第三京浜近く)そこで飛ばしました。

本物のグライダーのウインチの様に一人で細いロープを引っ張って無事離陸、

ラダーの舵角が大き過ぎてカクカクとした動きしか出来ませんが、取り敢えずは左右の旋回は出来ます。。本来ならば一度着陸させてコントロールロッドの調整(舵角の調整)をする必要が有りますが、適当な風と上昇気流で中々上手く降りて来ません。高くが大きすぎるので、下手に長くラダーを切ってしまうとそのまま錐揉みして墜落しそうで怖かったのもあります。

当然エレベーターが無いからその辺は降ろしたくても降ろせないのは紙ヒコーキと一緒。

風に乗った紙飛行機は何処かに消え去ったものです。

てな事をしているうちに突風に煽られ、高圧線に接触、墜落。

機体はバラバラに。

ショックから立ち直れず、機体を直す気力もなくそのままラジコンからは遠ざかってしまいました。


でまたいつか再挑戦したいなとは思いつつも金が掛かるのでそのままに。

高校からはもっぱらスキーばかり、その他の遊びは我慢できるほどスキーにハマっていました。


その後30代半ばで仕事のストレスも多く、何かシーズンオフの遊びと思っているところにNHK教育の趣味講座でパラグライダーが始まりました。妻もまぁやって見たらと同意してくれましたし、妻の田舎家から車で1時間程の所に良さそうなパラグライダースクールも有ったので、妻の家を拠点にしてパラグライダーを始めました。


そこそこ飛べる様になりましたが、1時間が集中可能な時間ですね。

それ以上飛んでいると集中力が低下して来るのが自覚出来るので、怖くてさっさと着陸していました。

ホームエリアで直ぐ横手にある峰まで行ける様になりたかったのですが、その半分くらいまで行くとどうしても怖くなって戻って来てしまいます。隣の峰までは辿り着いてもそこで高度を上げ直せなければ戻って来れず、森の中に不時着(と言うより木に引っかかってしまい、宙吊りになる)ですからね。


上級者は「トンビは上昇気流の場所を教えてくれるありがたい存在」なんだそうですが、どうやら彼らはパラグライダーの上手下手が判る様で、上級者とは一緒に上昇気流に乗って舞い上がる様ですが、下手だと判断されるとからかいにやって来ます。

まるで上昇気流がある様なそぶり(輪を描いて飛ぶ)をするので、こちらもその下に入り込んで上昇気流を捉えようとするとそこには乱流が! で、こちらが乱流に煽られて瞬間にトンビは羽ばたいて逃げてゆくのです。

何人もがなん度も同じ様な経験をしています。

上級者に話すと「そんなことはないぞ。いい道案内をしてくれるぞ」と言うのですが、初級者仲間は「絶対あいつら下手な奴を見つけてはからかって遊んでるよな」と言い合っていました。

そんな遊びも子供が少し大きくなると私1人が単独で遊びに行く訳にも行かずだんだん遠のいてしまいました。


さて今日はこの辺で。続きはまた。

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