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Linux(CentOS) SAMBA と VNC による画面共有

このところ、ブログをサボっています。
書きたいこともあることはあるのですが、それはひとまず置いておいて、現在仕事以外で時間を取られているのが、パソコンの設定。

ついでなので備忘録としての記録を残しておきます。

まぁ、へそ曲がりの私のことなので、単純に設定している訳ではありません。
たまたま、使っていないからと借り受けた iMac 27インチ。
これに CentOS という Linux をインストールし、その上に VM Warkes をインストールして、仮想環境を作って、そこにもう一度 CentOS、Windows、Mac のインストールをしてしまおうと考えています。
とは言え、なかなかままならないのが現実で、ひとまず仮想環境は構築できたものの、ベースとなっている Linux とMac Book Proとが、Windows のファイル共有で繋がらないとか、Mac からリモートデスクトップで繋がらないとか、色々問題が出てきました。

で、ひとまず最初からやり直し。
iMac に使っていた Bluetooth のキーボードやトラックパッドは Linux では使えないので、ひとまず古い USB ケーブルタイプのキーボードとマウスを繋いでいます。
単純に Mac で CentOS のファイルをダウンロードして ISO 形式の DVD−ROM を作成してこれを通常の Mac での DVD 起動同様、電源を入れると同時に DVD をスロットに押し込み、「c」のキーを押し続ければ DVD から起動されます。

そのまま CentOS のインストール画面に従って HD を全て初期化してインストール。
欲張って(?)ほとんどの機能をインストールしておきました。
今時の Linux って、オフィススウィートまで用意されていますし、ファイアーウォールなども標準で付いているんですね。

ネットワークの設定もインストール時に指定すれば、そのままネットに繋がってしまいます。
インストールは最初に使用言語の選択もあり、Mac なみに簡単。
root のパスワードの設定と、もう一つ別の普段ログイン用に使うユーザの設定が必要です。

インストール直後になんと103個ほど、アップデートのお知らせがあり、これもそのまま表示画面からインストールを行えます。
その後に SAMBA(Windows のファイル共有)の設定を行いました。
まず自分の IP アドレスを直接指定して ping を打つと正常に届きます。
で、ホスト名を指定して ping を打っても 127.0.0.1 に対して ping するので、/etc/hosts ファイルに自分のホスト名と IP アドレスを指定。
あっ、そうそう、我が家では IP アドレスはルータから DHCP で割り振られていますが、そこに Mac アドレス(通信機器固有のアドレス:一応全メーカーで一意に固有のアドレスです)を利用して、毎回同じ IP アドレスが割り振られるようになっています。
つまり固定 IP アドレスと同じ事。
さらに言えば、登録された Mac アドレス以外から DHCP の要求が来ても IP アドレスを割り付けてくれません。
その他結構セキュリティ的にはガチガチに固めています。

で、hosts ファイルを書き換えて、ping のテストが無事終わったら、yum という機能(?)を利用して SAMBA のインストールを行います。
で、今回調べた情報と異なり、smbd、nmbd は /usr/sbin の下にインストールされていました。
また、smbpasswd も、/etc と /usr/bin の下に入ってました。
結構バージョンによって(名称を含めて)変わるようで、ここで少々悩みました。

インストール後は /etc/samba/smb.conf の設定ファイルに追記をします。
まず、workgroup = MYGROUP のある行の前に3行追加して、該当の行はコメントアウト

# Add Next 3 lines

unix charset = UTF-8
dos charset = CP932
workgroup = WORKGROUP

# comment out next line
# workgroup = MYGROUP

次に、security = user という行の後ろに4行追記。

# Add next 4 lines

encrypt passwords = yes
unix password sync = yes
passwd program = /usr/bin/passwd %u
  passwd chat = *New*password* %n\n *Re*new*password* %n\n *success*fully*

そうしたら、前述の smbpasswd コマンドで SAMBA のユーザとパスワードを追加。
smbpasswd -a ユーザID
この後にパスワードを聞いてくるのでパスワードを入力。

後はアプリのファイアーウォールを起動して、smb サーバと smbクライアントを利用できるよう設定を変更。
無事、Mac からも smb で接続できるようになりました。
ただ、Mac からならば、afp を利用すれば面倒な事なく接続できるのですが、この後の作業を考えて smb での接続を確保しました。

後はリモートデスクトップでのアクセスも利用できるようにしようとして、まだはまってます。
Linux から Mac へは問題なく接続できるのですが、Mac から Linux への接続でエラーが出ます。
Linux 自身が自分に接続する事はできる(鏡を向かい合わせた様に、Linux の画面の中に自分の画面が永遠に続いて見えます)のですが・・・
なので今日もこれからそのエラーの解析です。

と言っていましたが、その後あっさり問題解消。
アクセスの仕方が悪かっただけ(汗)&(笑)



Mac から Linux にリモートログインしているところを、さらに Linux から Mac にリモーロログインして表示しているところです。(笑)
ちゃんと、iMac のディスプレイに CentOS7 のデスクトップが表示され、そのデスクトップに VNC により、Mac Book Pro の画面を表示していて、その Mac Book Pro の画面には iMac の Linux (CentOS7)のデスクトップが表示されていますね。



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