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通信料金の考え方

ゆネットでの質問を見ていると、通信費に関わる質問が結構あります。
そこで、通信費の基本を説明したいと思います。

1.先ずは、携帯電話には、二種類の通信体系が、有ります。
一つ目は音声回線。
単純に電話による会話ですね。
当然携帯電話同士だけでなく、固定電話とも会話出来ますし、公衆電話からも電話を受けることが可能です。
で、もう一つSMSという、電話番号を使った、ショートメッセージが、この音声回線を使います。
少し古い人ならば、ポケベルの発展系と言えばピンと来るかもしれません。
これは携帯電話同士だけで使えます。

もう一つの回線が、データ通信(パケット通信)回線です。
携帯メールやEメール、ウェブサイトの閲覧、LINEなどのSNS、通話アプリによる音声通信。
その種別を問わず、データ通信回線を利用します。
ただ唯一特殊なのが、携帯メールで、必ず携帯電話のデータ通信回線(3GまたはLTE)を利用します。
その他のデータは、Wi-Fi が利用可能であれば、Wi-Fi を、Wi-Fi が利用出来なければ、携帯電話のデータ通信回線を利用します。

2.となると、それぞれの通信回線の料金体系がどうなっているかです。

先ずは音声回線。
基本は、30秒で21円掛かります。
ガラケーも、Android や iPhone などのスマートフォンで、変わる事は有りません。
SMSは、国内宛は1通3.14円、海外宛は国により違いますが、結構高いです。
これに各キャリアのサービス体系が加わり、契約によって半額とか、無料通話が有ります。

次が、携帯電話のデータ通信回線。
少し前までは、定額契約でいくら使っても良いのが普通でした。
ただ、LTEの契約からは、月に7GB、或いは3日で1GB以上使用すると、通信速度が遅く遅くなると言う、制限が掛けられる様になりました。
まぁ、月に7GBと言うと毎日動画を1時間観てる計算ですから、かなり多いですよね。
私の場合、使っても、月に2GB行くかどうか、この所は月に0.5GB程度です。
子供はかなり使ってますが、それでも3GB程度です。
今は、月に2GBからの定量制に移行しつつありますね。
その代わり通話は無制限の定額に移行しつつあります。

最期が、Wi-Fi によるデータ通信。
各キャリアが(実質)無料でスマートフォンユーザに提供している Wi-Fi は、勿論無料で使えます。
また、自宅の Wi-Fi は、その後ろでインターネットに接続している回線料として、料金を支払っています。
今時は定額契約が普通ですから、実質無料という事になりますね。

ですから、Skype だろうが、LINEの通話だろうが、その回線の利用料金として課金されます。
無料の Wi-Fi 経由であれば、いくら動画を見ようが、通話アプリで、長々と話そうが、無料です。
海外などに居ても、ホテルの無料サービスの Wi-Fi に接続していれば、無料です。
国際電話の高い料金に怯えることなく、気楽に通話出来ますね。

なお、本当の電話(携帯電話宛でも、固定電話宛でも)を安くあげたい時は、こちらの話を参考にして下さい。

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