iOS 9.3.4 の iCloud の設定項目を確認してみましょう。
先ずは、iCloud ドライブ。
ここの中で iCloud Drive をオンにしておけば、他のクラウドサービス同様、アプリからこのドライブを利用出来るようになります。その下のホーム画面に表示は、G-Drive とか Dropbox の様に iCloud 上のフォルダや書類がそのまま確認出来るアプリを表示するかどうかのスイッチ。
ドライブを使うなら、ひとまずオンにしておけば良いでしょう。
次の「メールアドレスの検索」は分かり難いですが、要するにアプリに iCloud Drive の利用を許可するかのスイッチで、要求元のアプリがずらっと並んでます。
特に用が無いと思えるもの以外オンにしておけば良いです。
次が写真の項目。
詳細としては三つ。まず iCloud フォトライブラリです。
撮影した写真を iCloud にアップロードするか。
個人的に、写真が大事という人はオンにすべきと考えてます。
撮影したら直ぐに iCloud にアップロードしてくれますから、撮影後に iPhone を水ポチャして壊しても、iCloud から写真が取り出せます。
安心できるでしょ?
で、他の自分の機器(同じアップルIDを使用している機器)で、iCloud フォトライブラリを使用している場合など、そちらで撮影した写真も iPhone に入って来ます。
そうした場合や、iPhone の空きが少ない場合でも、フルサイズの写真をダウンロードするのか、あるいは画面サイズに合わせ、適当にサイズを小さくした写真をダウンロードするのかのスイッチがその下にあります。
こっちも「最適化」を選んでおけばよいでしょう。
必要に応じてオリジナルの写真はいつでも取り出せますから、無駄に空き容量を喰っても仕方無いでしょう。
マイフォトストリームにアップロードは iCloud フォトライブラリがオフならオンにしておくべきでしょう。
最新の写真だけでも保護できますからね。
フォトライブラリがオンならば、オフでも良いのかな?
私はそのままオンになってますが、iCloud の容量を喰う訳でもないの放置してます(笑)。
バーストの写真をアップロードはどうしましょ?
ベストショットだけ残して削除すれば良いので、いらないかな?
ともかくパソコンに取り込んでから残す写真を決めるというならオンですね。最後が iCloud写真共有
友達や家族と写真を見せ合いたいならオン。
相手も iPhone や iPod Tach、iPad を使っているのであれば、手間なしで写真を見せ合えます。
後は、「メール」「連絡先」「カレンダー」「リマインダー」「safari」「メモ」「Wallet」の同期のスイッチ。
日本でサービス展開されていない「Wallet」以外はオンにしておく方が良いでしょうね。これらのデータが全て iCloud に同期され、iCloud 上で管理されます。
バックアップと異なり、同期なので常に最新情報に更新されますから、故障などでデータを失っても最新情報は iCloud に残ってます。
さてバックアップの項目は「当然」オンでしょう。
自宅に Wi-Fi があれば、夜寝るときは電源につないでスリープさせておくだけで毎晩バックアップが取れてしまいます。時々「バックアップは1年前に取りました」などという方を見かけますが、そのバックアップって役立ちます?
万が一の時に、「1年前の状態に戻って大助かり」ってケースより「1年前にしか戻れないので困った」というケースの方が多いと思います。
1年前よりひと月前。一月前より、一週間前。一週間前より一昨日。一昨日より、昨日。出来るだけ最新の状態、今まで利用していた状態に近い方がありがたいですよね?
少なくとも朝目覚めた状態まで戻ってくれれば、たいていは問題なし。
さっきお客様から頂いた連絡先情報は、連絡先の同期がしてあれば iCloud から取戻せます。
カレンダーの予定も同じ。
メールなどはメールサーバーの種類にもよりますが、今どきの IMAP ならメールサーバから最新の状態が戻ります。
せいぜい LINE とかの直前の履歴を失うぐらいですかね?
LINE もアプリ内で履歴のバックアップが出来るようになったので、大事ならばちょくちょくバックアップしておくべきでしょう。
って事になると、やはり仕事などの大事な話は LINE ではなく、Eメールでって事になりますかね?
キーチェーンも分かり難い項目かな?
iPhone で利用しているパスワード(鍵)を一括管理している機能です。この鍵を iCloud に預けるかどうか。
パスワードは暗号化され、アップルでも解読できない状態で保存されます。
また他の機器でバックアップから復元した場合、例え iCloud のIDとパスワードが盗まれても、二段階認証などで勝手に利用出来ないよう設定出来ます。
自分の携帯電話の電話番号にSMSで認証コードが飛ぶように出来ますから、勝手に利用されようとすれば直ぐに気が付けるメリットもあります。
ここもオンにして設定しておくと良いでしょう。
最後が「iPhone を探す」です。
個人的には「絶対にオンにすべき」と考えています。
だって、万が一の場合に自分の iPhone を探せる可能性があります(常に可能なわけではない)し、遠隔操作でデータを削除したり、ロック画面にメッセージを表示(拾った人は最寄りの交番に届けてねとか)したり、音を鳴らしたり(この部屋の何処かにあるはずって時はすごく役立つ)出来ますからね。で、詳細の設定で位置情報を共有(というか教えてもいい人)の設定ができます。
登録したからって見張られる事は無いです。
自分が必要な時だけ相手に位置情報を知らせることが出来ますから、待ち合わせ時間までの数時間だけとか設定すれば良い訳です。
万が一の災害時にも役立つので、家族ぐらいは登録しておくと良いでしょう。
ここに登録をしたならば、「友達を探す」のアプリもインストールしておきましょう。
そして、家族なら一度ぐらいは使ってみて使い方を覚えておくと万が一の災害対策になりますね。
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